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minolta HI-MATIC E その後
minolta HI-MATIC E1000円という電子制御の準クラシックカメラとしては安くも無く・高くも無いと思われる価格で入手したミノルタ Hi-Matic E、とりあえずフィルムに光を焼き付ける事ができた。
ここまで手を入れたのは以下の2点。

・モルト張替え
・距離計ハーフガラス補修

minolta HI-MATIC E補修内容はハーフガラス全面にカビが侵食してしまい、綿棒にクリーナーを染み込ませて拭こうといたら…見事にコーティングごと剥がれてきたという良く話に聞く内容だ。
結果、単なるガラスと化したハーフガラスではファインダーから除く二重像は非常に薄く、合焦するには物足りない状況だった。(引き換えに視界は物凄くクリアになったがw)
レンジファインダーカメラ用の汎用ハーフガラスも見つけたが価格はそれない、本体入手の金額を遥かに上回るのと、HI-MATIC Eの距離計用にカットするには自信がなかったのでビュッカー氏のサイト「Range Finder」に掲載されているレストア大作戦のページ「二重像が見えにくい ハーフミラーの製作」を参考にさせて頂き、車用のミラーフィルム(シルバー/透過率16%)を使って見事に復活した。

minolta HI-MATIC E【補修前】
中央の二重像がほとんど視認できない。
尚、今回の補修で使用したフィルムは被写体の製品。
オートバックスで1000円程度だった。


minolta HI-MATIC E【補修後】
意図的にピントをずらしているが、中央の二重像が視認できると思う。
二重像が段違いなのは縦ずれ調整は全く行っていない段階によるもの。
この後、ハーフガラスの最終的な位置調整と、距離計・レンズ側ピントリングの連動調整を行っている。

本来のハーフミラーと比べると若干暗い見え方になるので、質感などを大事にする人は市販されている汎用のカメラ用ハーフガラスを購入してカッティングしたほうがいいだろう。
距離計からハーフガラスを外す必要があるので組み付け後に距離計の調整が必要になる。

最初は時代的にもコンデンサ容量抜けの可能性が高いのと、配線がボロボロになっている話をblogなどで見るので3.3μFタンタルコンデンサと色違いの2.45mmエナメル線を調達したが、撮影実績のあるHi-MATIC Fと並べて暗くした部屋の中でスローシャッターの確認を行ったところ、ほぼ同じタイミング(凡そ3秒くらい)でシャッターを閉じるのが確認されたのでコントロール基板に手は触れないことにした。

minolta HI-MATIC E週末にフィルムを1本使った結果、直射日光下は試せなかったものの満足する写りだった。
ネットの情報に「時折ハッとする写り…」とあるが確かにレンズの性能とEE機能がマッチすると良い写りになる。
また、f1.7のスペックは伊達ではなく、夜の公園をセルフタイマー併用で置き撮りしたところ水銀灯の灯りだけでしっかり写る。
教会の中の一枚は私が持っているコンデジでは表現できない柔らかさが良く出ていると思う。
久しく忘れていたがカメラはレンズが命というのを改めて認識する。(嫌と言うほど思い知らされた筈なんだが…)
当時は入手が容易なフィルムがASA100、高感度でもASA400(ネオパン400/Try-X)ぐらいに限定されるので普及機レベルでも良いレンズが奢られる良い時代だったのだろう。(まだカメラそのものが高級品的な位置にいたはず)
このHI-MATIC Eに搭載されている40mm/f1.7レンズはLマウント化する人もいるぐらいだと聞くので、後継機種のHI-MATIC Fの38mm/f2.7レンズと比べると雲泥の差だと思う。

気軽に撮るならフットワークでHI-MATIC F(軽い、小さい、距離計が見やすい)、少しだけがんばってみたい時はHI-MATIC Eか、それ以前のデカマチック系という感じだろうか。
但し、EE制御のHI-MATIC系全般に言えるのが明るい野外ではオーバートーンになりやすく、レンズシャッターの宿命か光も飛びやすいのでオールラウンドに撮るのであれば一眼レフしかないだろう。
このカメラは室内や夕暮れ時・日陰の撮影を得意とするカメラだと思う。
(特に夕暮れの弱い日差しの中はROKKORの色合いも手伝って良い画が撮れそう)

【作例】
・フィルム
KODAK SUPER GOLD400
(ISO400ネガカラーフィルム)
・L判プリントを安物フラットベッドスキャナで1200dpi/24bit/TIFF取り込み、PhotoshopでゴニョゴニョしてJPEG吐き出し。

minolta HI-MATIC E






minolta HI-MATIC E






minolta HI-MATIC E
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