バイクにのる人
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iBook G4 スーパーキャパシタ交換
iBook G4-1.33GHz、家族のMacなのだが最近は不調に悩まされていた。
1)[ColdStart]→[起動音しない]→画面真っ暗のまま反応無し
2)[ColdStart]→[起動音する]→音が「ボ~」と出て起動しない
以上の2点、ここ1ヶ月の間に頻発していた。
起動シーケンスに失敗しているのは確かなのでシステム情報を保持しているP-RAM相当領域のリセットが必要と思い、ACアダプタとメインバッテリーを外して半日放置すると起動するが、数日後に再び事象再現、根本的な解決になっていなかった。
そして、P-RAMクリアのタイミングから起動不可能になるまでの時間が徐々に短くなっていた…
PowerBook1xx系の時に似たような挙動を聞いたような気がしたがググッたところほぼ同じ内容、「スーパーキャパシタ(電気二重層コンデンサ)」の劣化という情報がひっかかった。(PowerBook1xx系の場合は2次リチウム電池の劣化、結局は蓄電できないことに変わりは無い)
iBook G4の基板をチェックするとトラックパッドと増設メモリの間に大き目なサイズの電解コンデンサっぽいパーツが目に入り、チューブに印刷されている文字を確認するとスーパーキャパシタだった。
パッと見、中の電解液が漏れている形跡は無いので基板パターンが腐食している最悪の事態は発生していない模様。
※「コンデンサ」と呼ぶのは日本国内であって海外だと「キャパシタ」が一般的らしい、人によっては単なるコンデンサを「コンデンサ」、電気二重層コンデンサを「キャパシタ」と呼ぶので紛らわしいそうだ。

んで翌日の昼休みを利用して秋葉原に出向き調達してきたのは0.33F/5.5Vのスーパーキャパシタ。
希望した足のタイプが存在しなかったのでサンプルとして2個GET。(余ったら何かに使えるでしょう)
iBook G4に採用されているスーパーキャパシタは0.33Fだと思っていたが実際には0.22F、たまたま検索したページがiBookG3のページだったので間違えたらしい。
まぁ、容量が少しだけ大きい分には問題無かろうと無かったことに。
基板のキャパシタ装着箇所はかなり大きめのパーツを置けるだけの余裕があるので1Fでも入れるチャレンジャー精神も持ち合わせているつもりだが単価が高くメリットがゼロに近いのでパス。

スーパーキャパシタを装着してハンダがきちんと流れているか確認。
仮組みで起動させてみるが特に異常は無さそうだ。
スーパーキャパシタそのものは耐用年数・耐熱限界を考えるとiBookG4では4年前後が危ない時期と思われる。
某巨大掲示版のスレッドでは自分自身の熱でBGAのハンダが剥がれやすいとかあるので起動しない要因がスーパーキャパシタだけではない気もしてきたが、天に祈るしかないだろう。
しばらくランニングテストを繰り返して確認だな、これは。
(Leopard 引っ張ってきて環境移行の事前準備マシンという手もある)


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コメントにてスーパーキャパシタの質問を受けたのですが、管理人のみが参照できるコメントでしたので、こちらに返答しちゃいます。

■注意■
多層基板・スルーホール基板のハンダ付け経験が無い人は気軽に手を出さないほうがいいです。
パーツそのものも熱に弱いので長々とコテ先を当てていると熱劣化します。
基板パターンもハンダコテの熱で剥離したりすることがあるので「安いから」という理由だけで安易に手を出すのはお薦めしかねます。(本当に二度と起動しなくなる恐れアリ)
基板に手を入れてしまうとアップルの天才達も修理拒否する可能性があります。
それでも構わない(スペア基板が沢山あるから実験的にチャレンジなど)という方はがんばってください。

◆どのパーツがスーパーキャパシタ?
【参考ページ】
http://www.eonet.ne.jp/~padome/ibook_rep.html

◆どのキャパシタ使った?
品名 : エルナダイナキャップ
品番 : DB5R5D334
定格:5.5V / 0.33F / 70℃
許容:+80%‐20%
サイズ:13.5*7.5

 →当初は0.22Fが装着されてた。
  下記のものが同等容量。

品名 : エルナダイナキャップ
品番 : DB5R5D224
定格:5.5V / 0.22F / 70℃
許容:+80%‐20%
サイズ:13.5*7.5

Appleで採用しているキャパシタは耐温度が82℃のパーツを使用しているようです。
上記のパーツは耐温度70℃なので高温時の耐性が低いもの、G4 FanControl必須。
耐温度性能や万が一の液漏れも考慮すると下記のNECトーキン製がお薦め。
但し、値段は530円ほどと高価になる。

品名 : NECトーキン スーパキャパシタ
品番 : FS0H224Z
定格:5.5V / 0.22F / 85℃
許容:+80%‐20%
サイズ:16.5*13.0

◆どこで売っている?
秋葉原だとガード下のコンデンサ系取扱店。
(ガード下は専門店の集まり、歩いて探してください)
ラジオデパートの中の店、秋月電子、若松通商、千石電商あたり?
・尋ねる時は「スーパーキャパシタであること」と明言の上で、耐電圧、容量、耐温度、形状をはっきり伝えること。
・ガード下の店では小銭をトレイに載せて渡すこと、手から落ちるとしたのパーツに紛れて探すのが大変。
・曖昧な質問だとお店に迷惑だし嫌がられます、個人相手の店ではなくロット単位の卸をメインにしてる店もあります。
(私はガード下の店に限り、業者相手の店が厚意で個人の私を相手にしてくれてると思って接してます)

◆値段は?
エルナ製:秋葉原のガード下で320円(0.22Fは280円)
NECトーキン製はネットで調べたら530円

◆交換時の注意は?
・足の幅と基板のパターンは一致しないので曲げる加工が必要。
・スーパーキャパシタは熱に弱いのでハンダコテでの加熱は最小限に。
・パーツには極性(+-)があります、極性を逆にして装着すると通電後に破裂します。
・通電確認時はキャパシタの破裂に注意(破裂した電解液が目に入ると視力低下もあるので、サングラスなどして防護物越しに確認すると安全)
・コンデンサ系では常識の「放電」を忘れずに。(シャットダウン後、ACアダプタとメインバッテリーを外して10分程度放置後に作業を開始すること)

以上のことが半分以上わからない場合は手を出さないほうが賢明かと…
コメント
この記事へのコメント
感激です!
ありがとうございます!!
スーパキャパシタわかりました。
ネットで検索すると同様の症状かチップの足の接触不良が多いみたいですね。これらの事で捨てられてしまうのはもったいないかぎりです。
情報を開示して頂いて感謝感激です。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
ありがとうございました。
2009/07/14(火) 12:15:26 | URL | 感激 #QMOwyWjQ[ 編集]
挑戦してみようかと
こんにちは お世話になります。
その後の経過はいかがですか?
我が家のiBookG4 1.33 は、いちいち電源を外して放置熟成が必要になってしまいました。新しいバッテリーをつい2週間前に購入したばかりなのに。
スーパーキャパシタを交換してみようと思い、iBookG4の分解方法のページを物色しています。
スーパーキャパシタは85度対応のNECか松下のものにしようと思ってます。千石か秋月かラジオデパート内の行きつけの店か、その辺りで探してみますが、おすすめのお店はありますか?
このスーパーキャパシタ不良は容量抜けなんでしょうか?もしスペースがあってピンのようなものでパラに接続できれば簡単ですよね。しかもメモリースロット付近からアクセスできれば・・・・でもそううまくはいかないんでしょうねえ。
2009/07/22(水) 10:11:53 | URL | 感激 #QMOwyWjQ[ 編集]
起動しました
こんにちは
今日秋葉で購入しました。
秋月や千石では希望のものが見つけられなかったのでセンターの三栄に行きました。
NECの85度対応を買いましたがチョット厚いですね。
スルーホールからうまくハンダが抜けなくて結局すごい状態でとりつけました。
組み直して起動してみたらあっけなくサクサクと動いています。
しかし、ひとつ問題が・・・ファンが回りっぱなしになっているようです。どうしちゃったんだろう。またネットで情報集めです。
なにはともあれ無事に起動するようになって感謝感激です。堀川様のおかげです。本当にありがとうございました。今後とも宜しくお願い申し上げます。

2009/07/24(金) 20:09:35 | URL | 感激 #QMOwyWjQ[ 編集]
GPUやAirモジュールも?
たびたびお騒がせいたします。
その後ハードウエアテストをかけてみたら、GPUのボトム側に問題があるそうです。これがよく耳にするクランプで机に固定したら直るというやつかも知れませんね。
Airモジュールも怪しくて、紙を挟む必要がありそうです。
iBookは結構よくできた機種だと思っていたんですけど、経年変化でぼろぼろみたいです。
またばらして各部にシムを挟んでみます。ファンに関しては、同じく分解組み立て後にそうなった人がいるようです。どこかはずれてないかどうかチェックしてみます。

2009/07/26(日) 09:08:27 | URL | 感激 #QMOwyWjQ[ 編集]
>感激さん
コメント遅れてしまいスミマセン。

>組み直して起動してみたらあっけなくサクサクと動いています。

スルーホール(特にGND側?)のハンダに苦労されたようですが当初の不具合は解決されたようですね、おめでとうございます。

>しかし、ひとつ問題が・・・ファンが回りっぱなしになっているようです。

iBookG4は温度センサーが3箇所ありますので、その一つがおかしいのかもしれません。
G4FanContorlという内蔵ファンコントロールアプリがあるので、これで各センサーの温度を調整して判断するのも一つの方法だと思います。
温度を最高に設定してもファンが回っているのであればセンサーそのものが異常という判断も考えられます。
また、ネットで調べた情報のGPUも可能性が高いので両方の線で原因を追いかけるのが良いかも。
但し、センサーが異常でもその先に対する方法が無いので道は険しいと思います。

まずはG4FanContorlでセンサー1~3の設定を個別に最高温度にしてファンが止まるか確認されてはどうでしょうか?
方法は以下のような感じです。

1)G4Control起動直後の初期設定値をメモします。
2)全てのセンサーの設定を最高温度にしてしまい、ファンが止まるか確認。
 →ここでファンが止まらなければG4FanControlは無意味なので中止
3)ファンが止まったなら、1個づつセンサーの温度設定を下げる
4)36度前後でファンが回りだすはずが、違う温度でファンが回れば異常センサーの特定完了
5)特定できたセンサーだけ温度設定を最高に設定し、残りのセンサーの値を戻す

上記2)でファンが止まらなかった場合は完全にアウトだと思います。
日本以外のサイトだったと思いますが、基板の底に突起シールを貼るなどしてハンダの剥がれやチップの反りに対応していたページがあったような気がしますので、他の情報で探ってみてください。
特に2ちゃんねるのiBookG4スレッドの過去ログがあればベターかもしれません。

がんばってください。
2009/07/27(月) 12:49:11 | URL | 堀川@Ninja糊 #EpMFb19M[ 編集]
もう一回 やり直します
堀川さま

お返事ありがとうございます。
ぼろぼろのロジックボード こうなったらいけるとこまでやってみようかと思い始めてます。

さて、スーパーキャパシタですけど、電気動作的には問題がないのですが、いかんせん厚み(高さ)が高く、シールドとアッパーケースを押し上げています。無理矢理突っ込んだので少し盛り上がっています。
このせいで基板も歪んでいる可能性があるので、エルナの小型のDXJに交換しようと思っています。三栄に有りそうなので(0.33ですが)在庫の問い合わせをしています。
最初に立ち返って基板やケースが歪まない状態からもう一度やってみます。なにしろiBookは熱による基板のゆがみだけでも起動出来なくなるようですから。

ハード関係のページがなかなか見つけられないので、堀川さまのページに出会えてとても嬉しいです。
ありがとうございます。ではでは
2009/07/27(月) 18:58:12 | URL | 感激 #QMOwyWjQ[ 編集]
GPU
キャパシタを交換しました。
三栄店頭でDX(70度)として売られていた5.5V0.33は、じつはDXJ(85度)でした。DXは紺色、DXJは黒色。

交換してハードウェアチェックをかけたら、やはりロジックボードエラーが出ます。メッセージは
2STH 1/3/ GPUBOTTOMSIDE
です。
シムを挟む圧縮法の海外の紹介記事は1.33モデルではないためどこにゴム足をつければ良いかよくわかりません。
適当に貼付けてみましたが駄目でした。GPUのトラブルはパームレスト左側のエリアの圧縮で解決するんですかねえ。海外の記事ではどうもそうらしいのですが。クランプ法や『たき火』はこのエリアですよねえ。

ボードがエラーを返すのでファンが回りっぱなしになるのでは・・という仮説で、まずはボードエラー解消を目指します。工事前は大丈夫だったように思えるので、背の高いNECを無理矢理入れて基板がゆがみクラックが生じてしまったのかもしれません。
動作的には**スリープから復帰できない**ファンが回り続ける**この2点以外にはまだ不具合が見つかりません。
ではでは
2009/07/29(水) 07:07:49 | URL | 感激 #QMOwyWjQ[ 編集]
>感激さん
こんにちは。
キャパシタを交換しても症状が改善しないようですね…

私が海外サイトで見たシム圧迫法はG3だったかもしれません。
いずれにせよ基板のパーツ配置が異なるG4-1.33GHzなので特殊といえば特殊かもしれません。
(1.2GHzまではAirMacCardが別体式なので比較的共通度が高いのですけど)

スリープから復帰しない挙動が気になります。
初回の交換キャパシタでロジックボードを圧迫した不具合も考えられますが、本来、結線されるべきものが結線されていない状況が怖いので、

・長時間、基板へハンダコテを当てたことによる熱劣化(とハンダ不良)
・背の高いパーツによて圧迫されたロジックボードパターンの断線

この2点で原因を探ってみてください。
特にハンダが妙なとろこにブリッジしていないかなどもルーペなどで拡大して目視確認してください。
GPUまわりのクラックや浮島などは目視確認では難しいと思います。
全く起動できなくなってしまう危険性が高い状態もあり得るので、とことん壊す気持ちが無いのであれば補修は諦めるのも判断の一つだと思います。
私自身もiBookG4/電気工作のスキルが低い部類なので良策を提案できず申し訳ありませんが、「退く」考えも頭の片隅に置いて作業されてください。
2009/07/29(水) 18:53:21 | URL | 堀川@Ninja糊 #EpMFb19M[ 編集]
なんとか使えるのが不思議
堀川様

アドバイスありがとうございます。
ロジックボードがエラーしているのになんとか使えるのが不思議です。
このマシンが不調になってMacBookに乗り換え済みです。ですから廃棄か修理かなんですが、じぶんで出来るところまでやってみようかなと思っています。なんとか動き続けてくれれば家族のサブマシンになる予定です。
ハンダ作業中に手が滑って一カ所ブリッジを作ってしまいました。吸い取り線で綺麗にしたつもりですけど、それが駄目だったのかなあ。
エラーメッセージで場所が特定されている気もしますが情報は公開されていませんよね。
圧縮法はG3や以前のG4では有効なように思いますが、1.33はまったく違うのでどうなんだろうと思います。それでも、1.33で圧縮法で回復したという書き込みも有るので困惑します。
このiBookは最初からおかしくて、キーボードのfnがかってに押されたりします。修理に出してロジックボードなどほとんどが取り替えになりましたが解決しませんでした。G3の頃からある謎の症状らしいです。購入直後から海外で使用していために時間切れでそのままになっていました。数年後に戻ってきたらロジックボードがぼろぼろになっていたという感じです。
紙を挟んだりゴム足で圧縮したり、GPUの上でたき火したり、Cクランプで挟んだり・・・修理法がなかなか面白いですよね。Youtubeで見て感心しています。

しばらく使ってみつつ不良箇所を探してみます。また報告します。

ありがとうございました。
2009/07/30(木) 08:50:26 | URL | 感激 #QMOwyWjQ[ 編集]
センサーは5個
堀川様

その後の調べで、iBookG41.33の温度センサーは5個あることがわかりました。そしてこのエラーコードはGPUのセンサーが働いていないということらしいです。温度モニターのアプリケーションをダウンロードしてみたら、GPUボトムのところだけ空欄になります。
ところで最初に分解したとき数ミリ角のアルミの立体的なものが転がり出てきました。基板の上側にあったのだと思います。アッパーケースとシールドを外して裏返したらカラカラと落ちました。どこかのシールドのような感じです。数ミリのタブ状のところがあって1ミリくらいの穴が2個あいています。
どこから落ちたものか見当もつかず、そのままになってます。
センサーがらみの部品かも・・・まったくドジですネ。

正体不明と言えば、ボトムケースを外してボトム側のシールドを外したら、ビスが1本転がり出ました。これもどこにあったものわからなくてそのままになってます。僕が外したものではありませんのでなんだかわかりません。

というわけでGPUのボトム側の温度センサーがどこにあるのか・・これを知りたいです。この周りの配線をチェックしたいです。

ではでは
2009/08/01(土) 08:57:35 | URL | 感激 #QMOwyWjQ[ 編集]
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