バイクにのる人
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Ai Nikkor 135mm f/2.8 グリスアップ
光学系は使えそうな状態のAi Nikkor 135mm f/2.8だが、合焦させえようとピントリングを回すが、どうにも重たい。
四半世紀以上昔のレンズといこともあってグリスの劣化だろう。
ニコンへグリスアップのみで作業に出したとしても1万以上の金額(おそらく1万2千~1万6千円くらい?)になり、入手した金額の4倍以上となってしまう。
古いグリスを取り除く為にはヘリコイドの分解が必要だが、無限遠の調整が面倒だな…と思ってしまい、二の足を踏んでいた。
が、しかし、それでもやらないことには使用感に難ありなので手探りでバラしてみた。
最も面倒だと思っていた無限遠の調整については、このレンズの場合はピントリングのストッパーの位置のマーキングと、ヘリコイドの溝の挿入位置をマーキングしておくことで簡単に戻す事ができた。
バラしたついでに絞りリングと距離指標のリングは文字の色が濁っていたので無水エタノールと歯ブラシを使ってクリーニング。
ヘリコイドのグリスは鏡胴側を#30、ピントリング側を#10にしたが、両方#10の方が良かったかもしれない。
組み上げた後の感触では粘り気が強すぎた感がある。
この135mmはAi-S135mmよりもピントリングの回転域が多く、軽くしておいたほうが使い勝手が良い部類だった。
ヘリコイドをバラすのも面倒なので、しばらくこのまま使ってみるつもりだ。

早速試写を…と思ったが、135mmの中望遠域で良い被写体が無く、展望フロアがあるビルで曇天の新宿を移してみた。
銘玉だったAi Nikkor 135mm f/2.8もデジタル一眼ボディで使用した場合には普通のレンズ、流石に画面の端まで歪みが無いレンズだが、特筆すべき描写は無い。
元々が昔使っていた焦点距離なので懐かしさもあって入手しただけだから、これだけ写れば十分だろう。
本来なら快晴の空の風景で試写するのが良いのだろうが、今日は仕方ない。

ビルの下にあった公園で格好の被写体「猫」が居たのでモデルになってもらった。
うまくカメラ目線をもらえたが、F5.6まで絞っても少しだけ後ピンになってしまった。
このAi/Ai-S135mmは中望遠にしては合焦のピークが狭い部類らしく、本当に「シャキッ」とする範囲はシビアに追い込まなければならない傾向が強そうな気がした。
F32まであるレンズなので、F16まで積極的に活用する必要があるのかもしれない。

この日は懐かしい組み合わせとして28mmレンズも持ってきていた。
夕日があたるスカイツリーをAi Nikkor 28mm f/2.8Sで撮影してみたが、やはりこのレンズは現在も販売されているだけあってMFレンズとしては周辺まで流れずに解像する良いレンズだ。
ソリゴールミランダ28mmはここまで解像しなかったと思うが、それでも小学生の時の私では50mmと28mmの差がありすぎて使いこなせなかったのが納得できる。
風景を奇麗に撮ろうなんて一つも考えてなかったのだから当然か。
発想の範囲が狭すぎたのだろう。(今も狭いままだが…)

最後は標準レンズである50mm。
今日は Ai Nikkor 50mm f/1.8Sを持ってきたので28/50/135mmと全てMFレンズであるAi Nikkorだ。
F2.8まで絞り込んでみたが、このレンズは素性も良く、扱いやすいので意図した通り猫の顔に焦点が合った。
やはり他に28mm/135mmしか選択肢が無い場合は、普段の撮影は必然と50mmに頼る結果になる。
父の思惑としては、この50mmで撮影に慣れてもらい、28mm/135mmを使ってもらいたかったのだろう。
しかし、現実は使いこなす前に28mmレンズとカメラ本体が壊れてしまい、標準レンズと75-150mmズームしか無いNikon EMに移行してしまった。
あとはミランダで使っていた135mmはねじ込み式の絞り込み測光というのも50mmレンズに偏ってしまった理由の一つか。

夕方、家に戻る途中でふと考えたのが、現在のニコンのAFレンズに普通の135mm単焦点が無いことだ。
ズーム全盛の現在は無理に出す必要は無いのかもしれないが、他の製品を見るとAi Nikkorの頃の設計のまま、AF化されたレンズも多く、135mmも同じようにAF化されていたのだろうと思えば意外と無かったりする。(DC Nikkorなど、機能が追加されたレンズなら存在する)
素人考えだが、今日使った範囲では4群4枚というシンプルな構造の割に合焦がシビアな傾向を感じたので、AF化するにあたってカメラ側が合焦点を出しにくく、カメラが迷うような挙動を示すなどの理由でAF化されずに消えていったのかと。
実際は180mmや200mmに優秀な玉が存在したので、ユーザーはそっちにシフトしたなど、異なる理由だと思う。
所詮は一人のカメラヲタの想像ということで…
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