バイクにのる人
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雪解け
4月28日(日)、この日の朝はタープ越しにテントを叩く音で目が覚めた。
天気は快晴、朝8時の時点で気温が5度まで上昇している。
タープ越しにテントを叩く音は上昇した気温で木の枝に積もっていた雪が塊となって落ちた音だった。
キャンプ場前の国道は完全にドライコンディション。
昨日の朝の光景が無かったかのように目の前を車とバイクが通過して平湯峠へ消えて行った。

上昇した気温により積もった雪が急速に溶け出していることをブルドーザーが開いた道を川のように流れる雪解け水で感じた。
朝の段階でこの回復具合、昼にはもっと回復しているのではと期待させる。
ブルドーザーが除雪したのはキャンプ場の主な通路のみとなっていて私がバイクを止めている場所は軽トラが轍を作ってくれた程度だ。(それでも十分なほどに役立った)
ともかく、この道までバイクを持ってくれば国道まで一気に脱出することが出来る。

テントに戻ると朝食を済ませると管理棟からスコップをお借りして雪に埋もれたバイクの周辺の除雪にとりかかる。
降ったばかりの新雪は非常に柔らかく、スコップで簡単に取り除く事が出来た。
地熱が高いのか、意外と雪だけをスコップで移動できたので腰への負担も少なく済んだ。(これが地面が冷えていると厄介な事に…)
とは言いつつもバイクの周囲だけ除雪したことに変わりなく、そこから先は雪が埋め尽くしている。
軽トラの轍を中心に溶け始めているが自走するにはまだまだ。
バイク1台だけのスペースがあれば十分なのだが、ここからまっすぐ進み地面が見えている場所まで到達するにはかなりの距離がある。
ここで視線を右に移動させると雪は深いものの20〜30mも移動すればブルドーザーが除雪して地面が見えている通路へ到達できることに気がつく。
50m以上の雪道を進むか、それとも半分の距離か、結論は一つだ。

苦肉の策、テントのウィンドロープ4本で急造したナイロンロープチェーン。
これがRZ250なら簡易チェーンなしでも脱出できているのだが、GPZ900Rのクソ重たい車体ではタイヤが空回りするだけだ。
ロープが2m×4本しか空いてなかったので隙間が空いた状態になってしまったが、中央のロープがクロスした箇所が雪に食い込み、僅か数十メートルだけ機能して少しでも前に進んでくれればいい。
エンジンを始動させる前に脳裏をよぎったのは氷点下の気温に加えて幾度か携帯電話の充電の為にDCコンバータも使用したバッテリーがセルを回してくれるか、という考えだったがセルスタータスイッチを押した時に懸念は杞憂だったと認識した。
いつも通りにセルを回してエンジンを始動させるとゆっくり雪の上に乗り出した。

やはり想像した通りロープの結び目が無い部分のタイヤは雪で滑ってしまうが、結び目にくるとスリップしなくなり前に進んでくれた。
時間にして30秒程だろうか?立ち往生することもなく地面が見えている通路まで無事脱出できた。
オフ車やRZ250などの軽量車種であればエンジンをかけずに手で押して歩くだけで通過できるような雪なのだが、重量級の部類に属するだろうGPZ900Rでは面倒でも何か雪対策を施さないと立ち往生した時にリカバリが不可能になる。
ともかく、降雪で動けなくなった時から1日経ってバイクを利用する事が可能になった。

早速、栃尾のACOOPへ買い出しに出かける。
目当ては2年間ご無沙汰だった飛騨牛。
都内のスーパーでは単なる国産牛の値段が栃尾では飛騨牛になって買えてしまう。
しかも画像右端のカレー用の肉になると400円レベルにまで値段が下がってお買い得。(そのかわり脂身が少なく、筋も入っているので見極めをしっかりしないといけない)
一人では脂の乗った飛騨牛ステーキを200gや300gも食べられない(油で胸焼けしてしまう)ので、ここ数年はカレー用を炭火で焼いて食べている。(ステーキ用でも1000円とか1200円とかの価格帯、都内で見る3000円や5000円の肉は別物だと思っている、どのみち買えないしw)

午後4時頃に買い出しから戻ったが、キャンプ場の雪は更に溶けていた。
昼間に苦労して抜け出した雪道の区間はほとんど溶けていなかったが、目の前の長い距離の残雪部分はバイクが通るには十分なスペースの地面が見えだしており夕方まで待てば簡易チェーンも不要だったようだ。
後で管理棟の人に聞いた情報では平湯の地熱は高い部類(火山帯の上&温泉地帯が理由)なので、雪は溶け易いのだと。
まぁ、簡易チェーンの実験としては非常に面白かったので、それはそれで良しと…

本日の温泉へ向かう前にACOOPで買っておいた安物ウィスキーのボトルを雪に突っ込んだ。
温泉から戻ってきた夕方6時前にはすっかり冷えていたので今日は氷いらずのストレートが楽しめる。
この日の晩飯は飛騨牛・豚の葱間串・ピーマン・エリンギを炭火で焼いて、それに白米1合。
久しぶりの野菜になるが、ピーマンは焼く前から生のまま半分(2個)食べてしまった、美味。
腹ごしらえをしたあとは、酒と焼き物をツマミに炭火の暖で星見酒。
少しだけテントが増えた平湯キャンプ場の夜を楽しんだ。
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