バイクにのる人
SSC HomePage : http://kaki-p.o.oo7.jp/
PENTAX QとQ7の比較
イメージセンサーのサイズが異なるPENTAX QとPENTAX Q7。
ネットのレビューを見るとQ7になったことで「解像感が上がった」とか「02 STANDARD ZOOMが化けた」と書かれている事が多いが、私の探し方が悪いのか比較した画像を見かけた事が無い。
無いものは実践あるのみと手持ちの機材と拙い手法で比較してみた。
サンプルは晴れた景色を同じISO感度、近いレンズ画角で撮影して画面中央部分を100%拡大の状態で比較するというもの。
用意したカメラとレンズ(または画角設定)は以下の通り。

1) PENTAX Q + 01 STANDARD PRIME(換算47mm)
2) PENTAX Q + 02 STANDARD ZOOM (換算52mm)
3) PENTAX Q7 + 02 STANDARD ZOOM (換算52mm)
4) Panasonic Lumix DMC-LX3 (換算52mm)
5)Nikon D40 + AF-S DX Nikkor 18-55mm/3.5-5.6ED GII (換算52mm)
6)Nikon D700 + AiAF NIKKOR 50mm/1.8D

ISO感度は200、ホワイトバランスは「晴れ」、その他のAF/AE関係はカメラの標準設定で「おまかせ」とした。
レンズの画角はQ+01 STANDARD PRIMEを除き50〜52mmに近い数字としている。

PENTAX Q + 01 STANDARD PRIME
PENTAX Q + 02 STANDARD ZOOM
PENTAX Q7 + 02 STANDARD ZOOM
Panasonic Lumix DMC-LX3
Nikon D40 + AF-S DX 18-55mm f/3.5-5.6 ED GII
Nikond D700 + AiAF Nikkor 50mm f/1.8D

JPEG画像で比較する限り、D700 > D40 > Q7 & LX3 > Q という順だろう。
事前にわかってはいたが、PENTAX Qに02 STANDARD ZOOMを装着した状態が最もメリハリの無い、画面全体がボヤけた眠たい画像になってしまっている。
その02 STANDARD ZOOMレンズをPENTAX Q7に装着すると変貌し、シャキッとした画像になる。
Qの搭載センサーである1/2.3インチCMOSセンサーとの相性と言われているが、ここまで差がつくとは思っていなかった。
逆に、PENTAX Qに01 STANDARD PRIMEを装着すると今までの眠たい画像ではなく、そこそこ解像した画像となるが、それでもQ7の画像が一段上の出来具合だ。
Q7とLX3はセンサーの大きさが近いこともあって似たような感じだが、これは予想された範囲なので驚きは無い。
APS-C/フルサイズセンサーのD40とD700は良く写って当たり前とも言えるので特にコメントは無い。

但し、各デジカメともJPEG画像はカメラ内部でノイズリダクションやコントラスト調整などが画像エンジンで調節されている。
そのため、センサーそのものの素性は画像エンジンの仕上がり具合でわかりにくくなっているのも確かだ。
JPEGに吐き出す前のRAW画像で比較するとこの点が比較し易くなる。

PENTAX Q + 01 STANDARD PRIME
PENTAX Q + 02 STANDARD ZOOM
PENTAX Q7 + 02 STANDARD ZOOM
Panasonic Lumix DMC-LX3
Nikon D40 + AF-S DX 18-55mm f/3.5-5.6 ED GII
Nikond D700 + AiAF Nikkor 50mm f/1.8D

RAWデータの現像はPhotoshop Elementsでホワイトバランスを「昼光」とし、他は何も手を加えていない。(ノイズリダクションなどは一切手をつけていない)
この画像で比較するとQとQ7にレンズとセンサーの相性による解像感の差はあれどノイズの差は認められず、解像度の高いレンズが存在していればQの1/2.3センサーでも十分なのではと思ってしまう。
ノイズ感に関してはLX3でも似たような傾向(むしろ5年前の製品とCCDセンサーの兼ね合いからノイズは素直な出方とも言える。もちろん悪い方の出方だが…)と言え、1/1.7MOSlセンサーと1/1.63CCDセンサーの差は気にするレベルではない。
しかし、実際には標準域ズームの02 STANDARD ZOOMとの相性がQとQ7で明確な差となっているので、実用として考えるとQ+01 STANDARD PRIME、Q7+02 STANDARD ZOOMが最適だろう。
Q7に01 STANDARD PRIMEを装着してもいいが、39mm相当の画角を02 STANDARD ZOOMで再現してみると同じ画質だったので、F1.9というレンズの明るさと単焦点という省スペース性意外にメリットが無いと思われる。
また、ボディ側のUIや操作性もQ7では改善されているので、総合的に見るとQ7+02 STANDARD ZOOMしか無い。(それでも5年前の機種であるLX3に追いついたレベルだが…)

APS-CサイズCCDセンサーを載むD40になると急激にノイズが減り、フルサイズセンサー搭載のD700ではノイズは皆無と言ってよい。
このことからマイクロフォーサーズ規格のミラーレス機もD40と同等、もしくは画像処理エンジンの進化で更に上の画質と考えていいだろう。
あと、Qシリーズはノイズリダクション含めてJPEGに吐き出すまでの画像処理が上手いと感じる。
暗所部分も綺麗に持ち上げているし、僅かながらもシャープネスをかけて画像の引き締めも行っているようだ。
Q/Q7を使っていてRAWデータを活用するのはホワイトバランスが微妙な場合のみに限り、それ以外はカメラが吐き出すJPEGデータを利用したほうがレンズの歪み補正も行ってくれるので最終的に良い結果となる。
今回は等倍比較としたが、A3以上の大判印刷に使用する場面は普通の人なら滅多に無い筈なので、E判やL判に印刷する程度ならQ/Q7の画質でも十分だろう。

個人見解ではPENTAX Qシリーズは「レンズ交換の出来るコンデジ」の域から脱することは無く、ユニークレンズシリーズを筆頭に軽量・コンパクトなレンズ交換システムと画像エフェクト、そして小さいボディによる軽快なフットワークを活かせない場合は「画質の悪いカメラ」という印象のみが残り、すぐに手離すカメラだと言える。
標準域のレンズと画質の良さだけで考えればソニーのDSC-RX100を迷わず購入すべきだし、手軽に色々撮影したいのであれば薄型コンデジが他にも沢山あるのでQシリーズを選ばなければならない必要性は低い。
レンジファインダー的な製品であればフジが頑張っているし、手軽なメインカメラとしての1台と考えるならソニーのDSC-RX100やマイクロフォーサーズ機が最適だろう。
予算の都合などで上記の機種が難しいならLX7などズームレンズ搭載のハイエンドクラスのコンデジがある。
「使う楽しみ」「持つ愉しみ」をどれだけ見出せるかがQシリーズを選ぶ重要なポイントだろう。

P.S. Qシリーズはバッテリーの減りも早いので、知人に相談されたらGM1かLX7を押しちゃうだろうな…
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://ridesbike.blog97.fc2.com/tb.php/566-b329a9ce
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック