バイクにのる人
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内山牧場ぐーたらキャンプ
5月最後の週末、勝手な個人予想では梅雨入り前にキャンプするなら最後のチャンスか?という直感的な思惑も有り、限りなくグンマーに近い内山牧場キャンプ場へ足を運んだ。
都内を出発したのは金曜午後2時過ぎ…午後からの仕事はゴニョゴニョして早々に脱出してきた。

今回のカメラはiPhoneとPENTAX Q7。
Q7用のレンズは01 STANDARD & PRIME 08 WIDE ZOOMの2本(02 STANDARD ZOOMも持って行ったが使わなかった)。
Panasonic LUMIX LX7とQ7、どちらを持っていくか悩んだが、いつもLX7ばかり持ち出しているのと、35mm判換算17mmの超広角を内山で使ってみたい思惑も有り、暗所での使い勝手は悪いのを知りつつQ7にした。
補助装備はミニ三脚とPLフィルター。

下仁田で軽く買い出しをして内山牧場へ到着したのは午後5時頃。
週末前の金曜なので2組か3組程度しか居ないだろうと思っていたら既に5組が到着済、私が狙っていた場所は既に先客が居たので最上段の一角に場所を構える。
テントとタープを設営し終わって一休みする頃には日は西に傾き、やがて雲の中に姿を隠して行った。
この雲、なんとなく嫌な成長の仕方をしていて、ネットの雲の予想だと雷雲っぽい。
気温28度、しかし風は冷たく嫌な汗はかかない。
そんな快適な夕方の間に晩飯を済ませ、強い風が吹き続ける中なので早々にテントの中に体を隠し、ドアを開けたまま夕闇に沈み荒船山を眺めながら晩酌を続けて午後9時過ぎに軽く雨が降る音を聞きながら眠りに落ちた。

日付が変わった深夜、響き渡る雷鳴で目を覚ました。
西の空を見ると稲妻が縦横無尽に走る様が見える。
牧場内の全てのテントに灯りが灯り、雷雲がこちらに来るのか様子を伺っている。
ネットの気象情報を見ると夕方に予想されていた雷雲とは別の雷雲が佐久・軽井沢方面からこちらに向かってくる模様だ。
本当に雷雲が真上に来ると非常にマズい地形だが、この周辺の樹々に落雷の後は一つも無いので過去の実績だけで見れば安全な場所だろう。
しかし自然に常識は通用しないので最悪の場合の避難(最下段のシャワールームがあるトイレまで一時的に避難するだけ)を覚悟し、最後の晩餐はコレかな?と思ってチーかまを口に入れる。(大きな意味は無し、単に小腹が減っていただけ)
結局、雷はすぐに消えてしまい雨雲だけがキャンプ場を濡らすだけだったが、その雨雲が通過した午前3時半過ぎに空を見上げると無数の星が瞬いていた。
荒船山の右側には天の川の中心部の射手座が見え、東の空には行き過ぎていった雨雲の残りが街の光を僅かに反射していた。

天頂には白鳥座が天の川を泳ぎ、左右にアルタイルとベガが無数の星の中で一際明るく輝く。(※画像は肉眼で見た「記憶」を再現したつもり)
星を見ていると一つ、また一つ、流れ星が光っては消える。
流れ星の滞空時間が短く、「宝くじ一等賞あたれ」という願いは唱えきる事が出来なかったのが悔やまれる。
しかし、Q7で星空を撮影するのは事実上「無理」という結論が今回の収穫だ。
マニュアルフォーカスで星に焦点を合わせる動作が必要なのだが、焦点調整時に背面液晶へ写る星ほとんど無いことが判明。
ライブビューの感度を調整できるのか知らないが、LX7と比較して明らかに劣っている部分だと痛感。
アルタイルやベガ、西の空にはアークトゥルスやスピカも見えるのでかろうじて捉えることが出来たが、それでも単純な拡大画像の合焦ではセンサーノイズが邪魔をして星の瞬きなのかセンサーノイズなのかが判別できず合焦に苦労した。

星を撮影した後は再びテントに戻って寝袋の中で浅い眠りに落ちたが、1時間程で東の空の明るさに目を覚ます。
夜中に雨が降った後の朝は地形的な理由で雲海が期待できるので待ち構えていたが、残念ながら風が吹き流してしまったのか、寒暖の差が足りなかったのか雲海に至らず空振ってしまった。
別のテントの人が雲海が見えるかもと思い最上段まで歩いてきたが、話をすると私と同じく今週が最後の快晴の週末ではないかと思って着たそうだ。
皆、同じ事を考えるようで…

日が昇るのを待つ間、小腹が減っているのと気温10度という小寒い状況につき、早朝の珈琲を一杯楽しむ。
豆は知り合いの店で購入できるグァテマラブレンドが望みだったが手配が間に合わずドトールのキリマンジャロで我慢。
緩やかな風が流れる中、数組しか居ない静かな土曜の早朝を湯気が運ぶ珈琲の香りと共に楽しみ、日が昇り姿を鮮明にしていく荒船山を眺めた。
内山牧場の日中の気温は28〜30度に達するが、深夜から朝方にかけては10度まで落ちる。
その差20度…半袖からコートまで幅広い格好を要求される。
日が昇ると1時間が3度単位で気温が上昇する(夜はその逆で気温が落ちていく)
太陽が高くなるに連れて、私の服装も徐々に薄くなって行った。

日中になると某埼玉な高校の陸上部が現れ、強い陽射しの中を延々と走り続ける姿が私の周りをぐーるぐる。
そんな姿を横目にクーラーバッグで冷気を保っていたビールを飲む姿を未成年に見せつける堕落しきった悪い大人を演じる。
11時を過ぎると昼飯の準備ということで持参した野菜をカットした天ぷらを揚げ、乾そばを湯で上げて水で締めた「ざるそば」をこしらえ、5月の連休の平湯で飲み残していた米焼酎を内山の冷たい水で割った「天ざる焼酎セット」で腹を満たす。
内山の冷たく柔らかい水で湯で上げた乾そばは、イオン系プライベート商品(トップバリュー…)にもかかわらず一流そば店のような仕上がりに化けてくれるのが嬉しい。(観光補正もプラスしておかねば)
腹も減って喉も乾いたであろう学生達の視線を感じつつ、堕落しきった大人はうまそうにソバをすすり、天ぷらと一緒に焼酎水割りを口にするのだった。(巡り合わせの悪さを悔やんでくれ、陸上部の学生達よ)

午後はタープ下でグダグダしながら日が沈むのを待つのみ。
今回のキャンプは(今回も)「何もしない」がテーマなので、これでいいのだ。
ふと、持参した単眼鏡をPENTAX Q7の01 STANDARD PRIMEへ当てたらどこまで写るのか?という遊びを試してみるが、意外に写せてしまう。
イメージサークルにあたる実視界はQ/Q7のセンサーが要求するサークルより小さいが、荒船山の舳先部分を必要にして十分なだけ拡大してくれた。(単眼鏡はビクセンのモノキュラーシリーズの倍率8倍の製品。)
荒船山の舳先から崖の筋を3本ほど右側へ視線を移動させると白い点が見えるが、ここが登山者が下界を一望できる展望エリアらしい。
白い点は登山者の服の色だが、単眼鏡を肉眼で見ると小さいながらも縦に伸びた人の姿が視認できる。
某クレヨン…の作者はここから滑落したのだろうか…(恐ろしくて考えたくない、正に「お股キュッ!」である)

午後3時頃に最後のビールを飲み干し、テントの中で昼寝していると静岡から来た某氏が到着、実に数年ぶりの再会だ。
お互いに元気なのを確認し、夜11時まで談笑して楽しい一時を過ごした。
やはりソロキャンパー同士の晩酌は楽しい、それぞれが別の場所で経験した情報を交わせるので有意義だ。
この日の夜は風が全く無い、内山牧場にしては非常に珍しく静かな夜だった。
就寝した23時頃には気温も12〜4度まで落ちていたので流石に肌寒さを感じるレベルだったが…

朝は強い風でフラップするタープの音で目を覚ました。
天候は快晴、某氏は既に撤収を終えて朝食を摂ろうという頃だった。
これから静岡方面へ下道のみの帰途につく某氏と再会を願う握手を交わし、朝の弱い日差しを背に走りだす姿を見送ってから私も撤収にかかる。
撤収を終えて出発しようという頃は既に気温が20度を超えて半袖1枚で十分な温度、ということは下界はもっと暑い。
寒さ対策の全ての服を荷物として仕舞い込み、快晴の牧場を後にした。

道は快走そのもの。
トラックの姿は皆無、一般車もまばら、すれ違うバイク数台と懐かしのピースサインを交わしながら下仁田の街を抜けて上信越道のインターチェンジまで到達。
高速も左車線が十分な速度で流れているので無理をせず藤岡ジャンクションまで流し、関越道も四輪の列の間に収まって流れに乗ったまま都内へ到着した。
途中、鶴ヶ島あたりから暑さを感じるようになったが、帰宅してからネットのアメダスを見ると30〜32度の中を走っていたようだ。
が、その後、午後になって35度…という嬉しくない数字を見たので30度程度で済んだとも言える。
日差しの強さだけは既に夏の準備完了という感じだろうか。
東京地方の週間予報を見ると来週末から雨マークが連続して続いている。
本当に梅雨入り前の最後のチャンスだったのかもしれない。
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