バイクにのる人
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レプリカではないレプリカ [zippo 1932 replica その2]
西の湖畔の宴から戻った日曜日、郵便受けに一つの荷物が届いていた。
バレルが壊れてしまった1932 replica(ファーストリリースモデル)を北海道は札幌のとあるshopへバレルの貼り換えの為に送っていたのが戻ってきたのだ。
ジッポーサーヴィスへ送れば無料でヒンジ部分のバレル交換をしてくれる。
しかし、外付け3バレルで遊んでみたかったので無料サービスから外れる事を承知で作業を依頼した。
届いた1932 replicaを見た正直な感想は「思ったより仕上がりが粗い」だった。
このモデルは外付けバレル風にするために内ヒンジの外側に板をあてて溶接し、外ヒンジ風にしている。
バレル修理の際には溶接された箇所を外す必要があり、ジッポーサーヴィスで作業しても若干の跡が残ることで有名だ。
しかし届いた1932replicaは3バレル化されていたもののヒンジ部分は歪みがありリッドを片手で開こうとしても途中で止まってしまう。
調整が甘いのかと思い、インナーを外して少しだけ力を入れたら…取れた。
溶接かと思っていたがロウ付けで作業したようで、付きが甘かったのか元の下地が荒れていたのか簡単に外れてしまった。(最初の歪み調整だったので丁寧に少しの力を与えただけだったのだが…)
仕上げの粗さといい個人ショップへメニューに無い作業を依頼したので得手不得手の範疇かと思い、これをshopに戻しても同じレベルで作業されるだけなのは明白、自力でなんとかすることに決めた。

手許の機材にトーチなど溶接に使える物は無く、炎以外で熱を与えられるのは唯一ハンダコテだけだ。
しかしそれは電気工作用なので7Wや20W、30Wという凡そ板金へのロウ付けにはワット数が小さ過ぎるものばかり…かと思ったら何故か手元にある100W、真空管アンプのシャシーへの配線にも使えるから良いか。
ハンダは基板用の鉛フリーなものしかないが十分、火傷しないよう小型万力を持ち出してケースを固定しロウ付けしたのがコレ。
shopから届いて剥がれたのはボトム側のロウだったが、ボトム側のバレルをロウ付けして調整していたらリッド側も同様に剥がれてしまい、結局ボトムとリッドの両方をロウ付けし直すことになった。
素人が作業したのでリッド側のハンダははみ出ているし仕上がりも汚いまま、だけど作品を作る訳でもないし使用済みの1932replicaにはプレミアが付かないので自分が気に入ればそれで十分。
言い訳にすれば「ハンドメイドっぽくてコレはコレで有り?」と自分に言い聞かせている。(実際、気に入っている)
shopには元のバレルを外してもらった作業料と思えば安いものだ。
今回のロウ付けもいずれ外れてしまうかもしれないが、その時は自分で対処できるので問題は無い。

札幌のshopには1932replicaを返送してもらう時にフリントホイールの交換用パーツを一緒に送ってもらった。
1932replicaのインナーはPRINCEライターのPOTENZAライターのインナーとして使われた形跡があり、一定の使用時間があったのかフリントを削るには少々物足りない状態だった。
今では中古でしか手に入らない90年代前半のインナーなので自分でフリントホイールを交換し、一発で火が点くように改善した。(It Works!を実現する為に重要な役割を果たすパーツでもあるしね)

見た目は悪いがリッドとボトムケースの細かい合わせ調整も自分で可能となったので今回は結果的に善しとなった。
中古の使用済み1932replicaであれば1万という大金も必要とせず入手できるが、自分が以前使っていたケースを復活させるのが目的であり、これ以上は望まないので十分だろう。
RONSONヴァラフレームを並べながら1932replicaを無意味に開け閉めして独特の音に耳を傾けると昔の記憶が少しだけ蘇っては儚く消えた。
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