バイクにのる人
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レプリカではないレプリカ [zippo 1932 replica その3]
増えた(・_・)
前にもう一つ1932replicaがあったと過去の記事に書いたが、とある事情で手元が消えていた。
それと同じデザイン(但し色違い)があったので程度は悪いが迷わず入手。
常用はしないけど手元に置いておきたいだけ。
軽く磨くと輝きが戻った。
このモデルは大きいケースサイズに容赦なくポケットの内側を攻撃する角が理由で使い込まれずに放置されることが多く、この個体も落下痕や惨い引っ掻き傷が無く、中古品にしては程々の外見。
ブラスなので今は輝きを保っていても数日でくすみはじめるだろう。

ヒンジを見るとここだけ銀色になっている。
1932 replicaのソリッドブラスはヒンジ部分もブラスカラーだったはずなので、ジッポーサーヴィスでヒンジを交換したのだろう。
その証拠にリッド側に古いバレルを剥がした痕がある。
コレクションとしてではなく、自分が使う為の「実用品」として入手したのでバレルが交換されている程度は許容範囲。
一番心配していたのはインサイドユニットが2000年以降の製造工程が変わった現在の製品に交換されていないかという点だったが、幸いにも1932replicaオリジナルの年代と合致するインサイトユニットだった。

手元にあるクロームの1932 replica(ファーストリリースの後期)とボトムの刻印を比較すると同じ。
しかし、ブラスとクロームのボトムケースは角の処理に違いがありクロームは痛々しく感じる角が立った仕上げだが、ブラスは角が丸める処理が施されている。
1932 replicaのセカンドリリース前期製品か、それとも1992ヌーボーかと思って調べてみたら1932 replicaの1期生産品のようだ。
ヌーボーはサイドエッジだけではなくラウンド部分も大きく丸められているので形状が異なり、また、2期以降の生産では仕上げがブラッシュになっているとのことなのでポリッシュ加工されているコイツは1期生産品ベースであることは確実のようだ。(インサイドユニットも88年の刻印だったので相違無しかと…)
もっとも、バレル交換の有無に関わらず未使用新品以外のジッポーに市場価値は無いに等しく(極一部のプレミアモデルとヒストリックモデル除く)、1期生産など個人的には「どうでもいい」という感じだ。
入手した1932 replicaの素性が判明したことでスッキリした程度。(となると皮工芸屋に紛失…とされている…された1932 replicaは1期生産だったのかもしれない)

幸いにもブラス1932 replicaのインサイドユニットに大きな問題はなく、フリントホイールをいずれ交換しておいたほうがいい程度だった。(年代的に48歯だろう、使われていたこともあり現在の40歯の新品ホイルと比較すると若干甘い)
チムニー周りを掃除してカムの根元にシリコンオイルを少しだけ塗って整備完了。
外付け3バレルに交換したクローム1932 replicaと並べてみるとバレルの動きの違いでリッドの開閉具合が大きく異なるのがわかる。
二つの1932 replicaを交互に持ち替えてリッドの開け閉めをしていると気になったのがクロム1932 replicaのカムの力の弱さ。

クロム1932 replicaのインサイトユニットのカムが弱くなっているのはバレル交換時に気がついていたが1932 replicaを並べてしまうと更に気になるもの…ということでリッドのカム・スプリングを交換する事にした。
既に某ショップ弐から交換用のカム・スプリングを取り寄せておいたので、弱くなったカム・スプリングを外して交換用のカム・スプリングを装着するだけと思っていたが、現実は甘くなくカムも同時に外さないと作業は出来なかった。(画像下に見えるのが取り外したカムとカム・スプリング、左側に見えるのが交換用のカム・スプリング)
治具など無いので手持ちの工具を活用してカム・スプリングの装着を行ったが、ショップから送ってもらったカム・スプリングに付属のアイレット(カム・スプリング装着用のリベット)はこのインサイドユニットに使用できなかった。
ショップ弐で販売している交換用カム・スプリングは現行のインサイドユニットから取り外した品の筈なのでプレートがボンド付けのユニットだろう。
手持ちのクロム1932 replicaのインサイドユニットの刻印はVIII(1992年製)なのでプレートはロウ付けされていたことで厚みがあり、現在のボンド付けされているアイレットでは長さが足りずカシメることが出来なかった。
仕方ないので今まで装着されていたアイレットを再利用した。(再利用前提の取り外しをしなかったので少しだけ歪んでしまったが…)

アイレットが装着できたのでカムを装着と思ったが、ここでカムがリッドと当たる面がすり減っている事に気がついた。
別個体用に現行のインサイドユニットから取り外したカムがあったので比較してみると減り具合がわかるが、二つを観察してみると現行インサイドユニットのカムはリッド接触面の形状を少しだけ変えているようだ。
既存のカムが単に整形しただけに対して現行カムはリッド接触面の部分の肩を少しだけ落としている。
色が違うのは素材が変わったのか、単に色違いなのかはわからない。(最近のzippo社のことだから素材は変えてきているはず、しかしフリントホイルのように改善する場合もあるので一概に素材変更がコストダウンとは言い切れない)

現行インサイドユニットから外したカムを装着して1932 replicaの92年製インサイドユニットのオーバーホール終了。
フリントホイルも事前に現行の40歯タイプの新品に交換しているのでチムニーとユニットののボディ部分だけしか残っていないのか…というか、現行インサイドユニットからフリントホイル/カム・スプリング/カムと重要なパーツを全て移植した結果になってしまった。
しかし、現行のインサイドユニットは好きではないのとケースと近い年代に合わせておきたいので満足。

各パーツを交換したインサイドユニットを1932 replicaのケースに装着してリッドの開閉を何度か行ってみたが、今までの弱々しい「ヘコン」とした音から「カキンッ」というメリハリのある音に改善されていた。
何よりも手にフィードバックされるカムの力強い感触がリッドを開ける時だけではなく、リッドを締める時にも感じるようになって個人的には良いフィーリングに仕上がった。
リッドを開けるのも半分まで開けると後は勝手にカムの力でリッドが開いてくれる。
バレルを外付け3バレル化に改造したのでリッドとカムの力関係も大きく変わってしまいリッドが開きにくい「改悪」になってしまったかと思っていたが、そうではなかったので一安心。
角がキツくて常用し辛い2期生産以降の1932 replicaだが、自分が持っていた愛着ある一品なので当分は自分でメンテナンスしながら使っていけそうだ。
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