バイクにのる人
SSC HomePage : http://kaki-p.o.oo7.jp/
RZ250 The 30th anniversary
RZ250が入手してから30年経った。
入手は1987年の5月、既にTZR250(1KT)がデビューして半年経過した頃に走行2800km台の雨天未走行の未転倒ワンオーナー車とは言え初期型RZ250を購入するのは愚の骨頂だった時代だった。(金が無いだけだった)。
それでも50ccしか持っていなかった私には十分すぎるほど、運転技術も未熟だったので命拾いをしていたのかもしれない。
それでも入手から半年後には四輪中心になってしまい家に置いたまま数年間放置する状態になった。
5年ほど放置した後に再び乗りたくなって引っ張り出し、馴染みのバイク屋(このRZ250を購入した時に整備してくれた人が経営していたバイク屋)に持ち込むと開口一番「まだ持っていたのか!、それ売ってくれ!!」。
思わず「は?」と答えてしまったが、バブル崩壊・レーサーレプリカブームの終焉・峠の衰退、理由は色々あったのだろう。
入手時は二束三文だった初期型RZ250もゼファーをきっかけに起きたネイキッドブームで価値が見直されて入手時よりも高い金額で流通していること知って苦笑してしまった。

数年後に大型免許を取得してGPZ900Rを購入した時には「手間がかかるコイツともそろそろお別れかな…」と思い始めて売却を決心したものの、売る為に程度の良いパーツを組む為に大がかりなメンテナンスを行って試乗していたら売る気が無くなってしまったのも今となっては懐かしい思い出だ。(単にクソ重たいGPZ900Rより乗り易いだけだったのだろうが)

RZ250自体は決して乗り易いバイクではないと思う。
低回転時のトルクの無さと辟易するトルクの谷(特に梅雨から秋までがひどい)、燃費の悪さと2stオイル補充という手間。
しかもノーマル状態では高速の巡航でも少しの上り坂にさしかかるだけでシフトダウンを必須とするパワーバンドの狭さと頻繁にギアチェンジをする関係で左足が筋肉痛になるオマケ。
それでもSAや道の駅に立ち寄ると「お、RZじゃん」などの声が聞こえ、「ノーマルですか?」と話しかけて頂けるなど一部の人限定でも注目されると共に会話のきっかけになったりして楽しい思いをすることが多いのもRZ250だ。
もっとも、最近ではGPZ900Rも「ノーマルですか?」と話しかけられることが多くなってきたが…(こっちも20年近い年数になるしなぁ…)
ここ数年は不具合も落ち着き、一昨年までは毎年訪れていた秋の琵琶湖にもRZ250で安心して向かうようになっていた。
GPZ900Rと比べてしまうと小さい車格による体への負担と燃費の悪さでサイフへの負担が厳しいものはあったが…。

10年前も、入手した1987年も、30年間維持し続けるとは夢にも思っていなかった。
しかもノーマルのまま。(金が無いだけだが)
この車両を購入したバイク屋は納車から数か月後に社長が謎の失踪をして帰らぬ人となり、あとを継いだスタッフの人のバイク屋も今世紀に入ってから閉店してしまった。
それでもRZ250はまだ手元に残って道を走ることができている。
バイク屋に入り浸っていた時に失踪した社長が店の(売り物の)TLR200に乗れと言って神社の階段登りをやらされたり(怒れる和尚さんからの逃走劇までがテンプレ)、メンテナンスに関する色んな話を聞かせて貰ったりもした。

当時、峠を攻めて車体を壊し続けていた私に異なるバイクとの付き合い方を気づかせてくれた。
郊外の小さなバイク屋だが私にとってはRZ250と共に今のバイク生活の原点でもある。
このRZ250にいつまで乗ることができるのかは私もわからない。
車体か朽ちるのが先か、私の身体が悲鳴をあげてリタイアするのが先か、車体も人間も維持モードに入りつつあるが先を繋いでいくつもりだ。
このRZ250を手放してしまったとしても、このコンディションの車体を手に入れるには入手時の何倍もの金額が必要な時代になっているらしいので…(貧乏暇なしには絶対に再入手できないw)
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://ridesbike.blog97.fc2.com/tb.php/689-4deb7d27
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック