バイクにのる人
おしゃれなラジカセ? SANSUI SCR-B2
衝動買いで懐かしいデザインのラジカセを購入した、SANSUI SCR-B2だ。
モノラルラジカセのSCR-3などと一緒に去年の2017年秋に発売されている。
山水ブランドは昔のオーディオを知る人にとっては有名なブランドだったが、元の山水は破産しており解散済みで現在はブランドのみが生き残る状態。
このラジカセもドウシシャが日本でのSANSUIブランドの権利を取得して販売している。
wikiで山水の終焉を調べるとオーディオブームの終焉から日本のバブル崩壊の煽りを受け、留めに数回にわたる資金援助先の倒産や破産に振り回され自社生産能力を失ってしまっている。
実売5万円くらいの安物アンプだったがSansuiブランドには一度お世話になっているので感慨深いものがあった。

しかし、このデザインは見れば見るほどSANYO MR-U4T II 「おしゃれなテレコ」Town U4を彷彿させる…というか思い切り模倣しているので当たり前か。
昭和50年代から60年代に少年・少女時代を過ごした人には一目見ただけで反応するデザインを選んだところは流石と言いたい。

SCR-B2の詳しい仕様はネットで見つかるので割愛、ざっくり機能を書くとカセットテープ(ステレオ)の録音・再生、ラジオ(AM/FM)という昭和のラジカセの機能に加えてSDカード/USBメモリによるMP3再生機能とBluetoothスピーカー機能が追加されている。
一つだけ残念なのはカセットユニットのボタンが再生と録音が隣り合わせということ。
昔のテープレコーダー系は録音ボタンは誤操作を防止する意味合いで再生ボタンと離し、間に停止ボタンや巻き戻しボタンなどが割って入っていた記憶がある。
今となってはカセットテープをメインに使う人は極一部の好きな人くらいなので大きな問題にはならないだろうが、懐古する人には身体がボタン操作を覚えているので違和感になるだろうなぁ…。

ラジオ/テープ/MP3(BT-SP)との切り替えは昔懐かしのトグルスイッチを倒して設定する。
ラジオのFM/AMも同様。
いわゆる電源オフはカセットテープが回っていないテープモードになるが、このあたりは昔からのラジカセそのまま。

ラジオのチューニングは上部右側の大きな丸いダイヤルで調節する今までと同じ方式。
バンド幅はFM(VHF帯)が76MHz〜108MHzlのいわゆる「ワイドFM」のバンド幅をカバーしており、FM補完中継局に対応している。
AM(MW、いわゆる中波帯)は530KHzから1629KHzに対応しているので可もなく不可もなくというところだろうか。(1670.5KHzは放送が終了しているし、一部のマニアだけだったので割愛)
しかし、FM補完放送帯の90MHz〜108MHzはTVがアナログ放送をしていた時の1ch〜3chになっていたので、オッサン世代には[1][2][3]という文字が記憶にあるので何か寂しい文字盤に見えてしまう。

音量・音質調節は丸ダイヤルで操作する。
音量はいきなり増減せずに調節しやすく、ダイヤル上部のギザギザが適度に指にかかるので良い仕上がりなのが高評価。(ラジカセで最も頻繁に操作するのが音量だと思っている)

音質はBass調節のみ、Bassコントロールのツマミを左側へ回しきると低音がスカスカになり、右に回り仕切ると低音が増強される。
価格を考えるとCR型をベースとするトーンコントロール?。
調節も過去のラジカセで経験した音質調節とは異なり、ツマミを左右に回しきると全体の音量も変化するほど音質が調節される。
左へ回しきって低音をカットすると中音も引きずられて減衰して全体的に音量が下がったように聞こえ、右に回しきると低音が増強された上に中音も引きずられて増強されて全体的に音量がアップし、更に中音の上部分も増強されるからかラウドネスをかけたような状態に近くなる。(意図的に定数を多く割り振ってオーバードライブさせているように思える)
この味付け具合が個人的に非常に気に入る要因にもなっている。

BTスピーカとSD/USB再生モード時はUSB端子右側の青LEDが点滅し、SD/USBスロットに何も装着されていない時はBluetoothスピーカーとして動作し、SD/USBスロットにメディアが装着されている時は自動的にMP3プレイヤーになる仕組みだ。
再生の開始・停止はスロット左側の3つのボタンの中央ボタン、左右のボタンは曲の先送りと戻しにあたり、他に機能はないシンプルな構成。
スロットが上を向いて口が開いたままなので埃が溜まりそうなのが気になるが…
ちなみに、BTスピーカーモードでiPhoneから音を飛ばしてみたが、カセットテープ/ラジオの音量と比べて圧倒的に音量が小さく感じるのでボリューム調節をするのだが…そのままラジオ/テープに戻すと大きな音になるので驚いてしまう。
iPhone側を最大温良にするとSCR-B2側でも丁度良い温良になるのだが…泥機ではどうなるのかは試していない。
このあたりの調節をしてくれると嬉しいのだが…価格帯から考えるとランチェンは無さそうだな…(いつか分解してMP3部分のアンプをチェックしてみよう)

カセット部分は板って普通の2ヘッドユニット。
キャプスタンもピンチローラーも懐かしい形状だ。
昔から低価格帯のラジカセにはドルビーは装備されていないので手持ちのカセットのほとんどがDolby-Bで録音されているので再生すると僅かに音がガサついて聞こえる。
しかも3ヘッドデッキを買ってからはメタルテープにDolby-C録音がほとんどになったのでノーマルテープ専用のユニットでは…と思いながら再生させてみると以外に聴けてしまう。
もっとも、テープヘッドの負担を考えるとメタル・クロム・フェリクロム系は使わないほうがいいだろう。
あと懐かしの機械式テープカウンターは装備されていない。

ラジカセなので電池運用も可能。
しかし、単一…ボディの後ろを見ると大きく飛び出した部分があり、そこに単一電池が4本入るようになっている。
うーん…昔のラジカセはボディへの収納性も考慮して単二だったり単三(ほぼ無かったが)電池を使う事が多かったので、このボディサイズのラジカセに単一電池というのはバランスが悪いように思えてしまう。
最も、今は単一アダプタなどが容易に手に入るので単二・単三電池を使って重量を軽減する事ができる。
普段使いはACコードにつなげたままなので電池運用はほぼ無いと見ていいだろう。
ちなみにACコードはボディ横とかではなく、電池ケースの向こう側にある窪みに差し込むので、後ろへコードが飛び出す形になる。
壁際に置く際にはL字アダプタなどがないと余計なスペースを必要とし、壁に密着させてスピーカーの性能をアップさせようという技は使えない。

個人的にニヤリとしたのがFM用ロッドアンテナを伸ばしたままハンドキャリー用の取っ手を持ち上げるとロッドアンテナにぶつかってしまう構造的欠陥…いや、仕様が見事に再現されていたことだ。
これを避けるためにロッドアンテナを背面に装着したラジカセなどがあったが、コンパクト型のラジカセはほとんどがこの形式をとっていた。
使いにくい事を評価するのもおかしい気がするが、一つの味ということで…。

さて、このラジカセを個人の感覚で総合的に評価すると「良いもの」になる。
音質は決して良いものではなく到って普通だし、耳疲れしない音かといえばスピーカーユニットもアンプの調整も少しガサついた今風の音なので音量を上げて長時間に渡って聞くには辛いものがある。
しかし、音量を控えめにしてBGMのように聞くとこれが丁度良い感じになる。
ラジオの感度も選択度も平均、またはそれ以上なので十分合格レベル。(REDSUNやDEGEN/TECSUN/Anjanなど生産国の中国にラジオメーカーが沢山存在するので日本よりも選択肢は広いしレベルも高い)
カセットユニットは高品質ではないが平均レベルであり、回転音なども決して静かではないが普通に使えるレベルなので6千円や7千円の実売価格を考慮すれば良いと言える。
ネット通販ではSANSUI以外にも色んなラジカセがあるが、一部の商品にはカセットテープの再生速度が速過ぎるユニットが存在するらしく昔のテープを聴くに耐えられないことがある。
このSCR-B2のユニットはそういった違和感は一切感じず、レビューなどを見てコレに決めたのも突出した不満点がない平均的な仕上がりだった。

不満な点があるとしたらBTスピーカ/MP3機能選択時の音量の差と、青LEDの点滅が目立つので暗くするか消去できる機能があるとよかったかな…という点だろうか。

ちなみに、ドウシシャからは同じSANSUIブランドでモノラルラジカセのSCR-3を発売している。
こちらはナショナル RQ-448をモデルにしたものだが、BT/MP3機能を排除して純粋なラジカセとしているだけに満足度が高そうだったので最後まで悩んだ品だ。
特筆すべきは高音/低音と個別に調節できるトーンコントロールとアナログ式のV/Uメーター。(但し、アンプ手前の出力を拾うのではなくスピーカー出力を拾っているようで音量を上げないと針が激しく振れないらしい)
これ、オリジナルのRQ-448のように電池残量チェックやラジオの同調メーターに出来たら最高なんだけどな…え?作れって?やれない事はないが…。
ラジオの文字盤がLEDで電球っぽく点灯するなどオヤヂ心を擽る仕上げになっているが非常に宜しい。
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