blog バイクにのる人
SONY ICF-RN933の内蔵イヤホン修理
バイクで出かける時やキャンプの時に必ず持っていくラジオがある。
ソニーの名刺サイズカードラジオ ICF-RN933だ。
単4電池1本で動き、イヤホンも片耳ながらも内蔵したこのラジオは重量も約63g(電池含)という軽量故にスマホやライターなどを入れるバイク用のウェストポーチに常に入れている。
しかし、購入から10年以上の時間が経過した故か、内蔵イヤホンの樹脂部分が崩壊してしまい配線もむき出しになってしまったのが2年ほど前。
既にソニーでは修理対応を終了しておりメーカー修理もしてもらえない。
ということで基板は死んでいるがイヤホンは無事な兄弟機のR931を入手したのでイヤホンのみを移植した。
RN933に拘るのは頻繁に視聴する訳ではないがラジオNIKKEI(旧ラジオたんぱ)が受信できる数少ない名刺サイズラジオということもある。
現行のソニー製品に名刺サイズラジオで短波帯放送を受信できるものは無く、このRN933が最後だ。

不動品として入手したR931も「ひょっとしたら…」という思いはあったが、電池を入れて時計表示は出るものの電源スイッチが反応せずラジオの電源が入らない。
ファンクションボタンも反応するがジョグダイヤルの確定ボタンが反応せず時刻設定すら出来ない。
電源スイッチの物理的接触トラブルかと思ってスイッチをショートさせるも反応が変わらないので基板側のスイッチ管理ロジックが機能していないのだろう、お手上げだ。

巻き取り式のイヤホンは幸いにもユニット単位になっていてリール部分がバラけることなくRN933へ移植することが出来た。
基板側もコネクタ1個で簡単に脱着できるので整備性は良い部類。
このラジオの中波帯用バーアンテナは焼く4.5cm、これでに電気的に延長する形で短波帯もカバーしているのだから無茶しているとも言える。
しかし1枚の基板によく詰め込んだものだ…最近のソニー製ラジオは中華ラジオメーカーのOEMも多いと聞くが、こればかりはソニー設計の基板なのだろう。

RN933へ活きている内蔵イヤホン移植後、電源を入れてAM/FMの各放送を聞いて動作確認するが、崩壊したイヤホンを樹脂で補修したものと違って音も良く、また、耳への収まりも以前のようにしっくり来るものが蘇った。
ソニーのこのシリーズは片耳イヤホン向けに音質も低域と中域がブーストされているのか非常に聞きやすく、また、片耳だけの音なのに違和感がほとんど無いという良い調整がされている。
こればかりは技術進歩が激しい中華製ラジオでも到達する事は難しいだろう。
DSPが搭載されて消費電力が増大した今では単4電池1本で長時間動作するのも難しいだろうし、何よりもこの聞きやすい音作りに関しては中国製品はまだ発展途上と言い切れる。(逆に国内は廃退中…)
スマホでほとんどのことが出来る時代ではあるが、小型専用機のメリットはまだある。
ニッケル水素電池だとFMが20時間、AMが30時間程度の稼働時間になるが、アルカリ電池ならAMが36時間、FMが51時間というのが取説表記の稼働時間だ。
Radikoが普及してきているが、キャンプ時に上記の稼働時間をスマホのバッテリーとは別に確保できる(しかも単4電池1本)というのは非常に有り難い。
山間部ではAM放送しか入感しなかったり、逆にFM放送しか入感しないことがある。
放送連が中波帯のAM放送をやめてVHF帯のFM放送へ乗り換えたいと考えているようだが、出来れば中波帯の放送を維持してもらいたいものだ。(送信設備の電力と維持費用が段違いに異なるのは理解できるが…)

樹脂で補修したイヤホンと動作しない基板のR931は組み付けて補修パーツとして保管。
いずれはジョグダイヤルのエンコーダや電源スイッチが接触不良になるかもしれない。
この密度のパーツを奇麗に剥がしてハンダ付け出来るかどうかは不安だが…。
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