blog バイクにのる人
SRF-R356も買ってしまった
SRF-T355を入手したばかりだが、気になっていたSRF-R356も(やっぱり?)購入してしまった。
普段使いではSRF-T355で十分なんだけど似て非なる2台のラジオ、やはり気になるんだよね…。
最初に個人的な感想を書いておくと「買ってよかった」機種だった。
SRF-R356の細かいレビューは雑誌系のWeb記事だったり個人のblogなどで取り上げられているので割愛。
まず表から見たサイズは少しだけ大きくなっている。
大きくなったとはいっても数ミリレベルなので慣れてしまえば何とも思わないレベルだ。
幅はジョグレバーが小型化されたので1mmに満たないレベルだが小さくなっている。

但し厚みは大きく変わった。
ボディそのものの厚みは1mmほどのアップにとどまっているが、背面の巻き取り式イヤホンの突起が3.8mmの増となっている。
厚みが増えた最大の理由が巻き取り式イヤホンが変更され、装着感をアップする為に形状を変更したことでコードの引き出し部分の形状が大きく飛び出したことに起因する。
ただ旧モデルにあたるICF-R351とこうして並べると便利さと薄さが両立できないものかと思ってしまう。

今まで断線しやすいことで有名だった巻き取り式イヤホンは僅かながらもケーブルが太くなった。
また、イヤホン自体も樹脂素材による2ピース構造に一新され、今まで装着する際に気になっていたイヤホンの縁の角ばっていた形状が丸くなった。
イヤーパッド無しの状態で耳に装着してみたが、今までの巻き取り式イヤホンよりはフィットしそうだ。

ケーブルの断線はこれでも発生するだろう。
理由は引き出す時と収納する時の扱いにあるので、断線は避けられない宿命ともいえる。
ただし、私が使っているICF-RN933はイヤホン本体は崩壊して樹脂パテで無理やり修理したが、ケーブルの男性は2003年購入から今まで無い。
引き出すときにイヤホン本体を持たずにケーブルをもって丁寧に引き出していたことと、収納する時に「バシャッ!」と勢いよく収納せず、ケーブルを指先で挟んでゆっくり巻き取らせていたことが理由と思われる。
特に最後のイヤホン本体が裏ブタの収納スペースに収まるときに勢いよく入るとケーブルが引っ張られて断線しやすい理由の筆頭になる。
見た目はアレだがスポンジ状のイヤーパッドを装着するなどすれば少しはショックの軽減に役立つかもしれない。

液晶画面は先に発売されたSRF-T355の表示と同じくラジオ局名・時刻などが表示される。
AM/FM切り替えボタンも独立して液晶画面横に配置され、バックライトもT355と同様に何かボタン・レバーを操作(ボリューム以外)することで一定時間点灯する。
メニュー回りも同じかと思っていたが…機能差もあるがメニューの並びが大きく異なっていたる。

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【SRF-R356のメニュー】
アラーム
アラーム時刻
時刻設定
オートオフ
選局方法
地域選択
中継局選択
ノイズカット
ヘッドホンアウト
操作音
局別受信設定
初期化
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【SRF-T355のメニュー】
めざましタイマー
オートオフ
選局方法
ノイズカット
地域選択
ジョグ選局リスト編集
ダイレクトボタン登録
時刻設定
ヘッドホン切換
操作音
受信レベル
初期化
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こうしてメニュー項目を並べるとR356とT355の開発側の意図が想像しやすくなる。
R356のメニューはアラーム・時刻設定・オートオフなど時間系の項目で寄せられており、その下は選局方法・地域選択・中継局選択と選局系、更にその下はノイズカット・ヘッドホンアウト・操作音と音に関する項目だ。
対してT355のメニューはそのようになっておらず、どちらかと言えば使う頻度に応じて項目を調整したように見受けられる。
そのため、R356でノイズカットをON/OFFしようとするとメニュー項目の中間にあるのでジョグレバーを5回は操作しないと設定を変更できず、非常に面倒だと思ってしまう。
どう見てもR356のメニュー項目の並びは開発側の考えだけで並んでいるとしか思えない…(いわゆるダメUI)
ボタン長押しによるワンアクションの機能を持たないSRF-R356では非常に残念と思うメニューと思える。
時刻設定を頻繁する人って相当な几帳面な人だと思うが、それなら自動時刻調整機能が付いたT355を買うべきだろう。

個人的にはノイズカットはアラーム時刻の下(つまり現在の時刻設定の位置)にしてほしかった。(初期化の上でもいいが、誤って初期化を選ぶ可能性があるので一般的には置くべきではない)

スイッチ類は今までの名刺サイズラジオから大きく変わったので総じて批判が多くなるのは仕方ない。
ライド式になってロックスイッチと兼用になったのはいいが、SRF-T355のようにボディサイドに配置してもらえると力を入れやすいので使いやすいのだが…シャツの胸ポケットに入れた場合の使い勝手を考えると上部に配置するのが良いのだろう。
ダイレクトボタンもR354までの指先でボタンの突起を感知しやすかったものが凹凸が抑えられた平ボタンになってしまい、指先の感覚だけで操作するには慣れが必要な気がした。

ソニーの名刺サイズラジオは「見ないで操作する」という点において優れていたと思っていた。
ダイレクトボタンは適度に指がひっかかる素材に加えて凹凸が明確になっており、中間のボタンの上に1本線の突起が配置されて指先で触れるだけで中間のボタンだとわかる。(R350系、R354では中間のボタンだけ頂点に突起がある)
電源ボタンもON/OFFの度に操作音が聞こえ、ジョグレバーを押すことでトグル式に切り替わるAM/FM/TVのバンド切り替えはAMに戻ると「ピピッ」と2回鳴るのでAMバンドに戻ったことが音だけでわかった。
ノイズカットのON/OFFもジョグレバーの上のファンクションボタンを長押しすることでON/OFFが切り替わり、しかもRN933だけの機能だが音声ボタンを押下するとバンド・放送局(または周波数)を読み上げてくれ、電源がOFFの時は時刻を読み上げてくれる。
プリセットされた放送局を選ぶだけであればラジオ本体をポケットから取り出すことなく操作できる秀逸なUIだったと思う。
これ、盲の方の使用にも耐えうるレベルのUIだと思う。(時刻設定などは事前にサポートの人に設定してもらう必要があるが…)
それがSRF-R356では大きく崩れてしまったが残念だ。

と、ここまでSRF-R356のダメな点。

良い点を挙げていくとFM放送受信時の電池工藤時間が飛躍的に向上した点とイメージ混信対策がされていること。
肝心の受信感度を確認するために手持ちのラジをを並べて部屋の中でギリギリ受信できるAM放送帯の東海ラジオ(1332KHz)を受信してみたが、微妙にICF-R351が高感度だと感じるものの、他のRN933/T355と比べて大きな差は感じられなかった。
但し、このR351はケースを開けてビート音が惨くならないレベルで感度が最大になるようIFTのコアを調整しているので頭一つ飛び出るのは当たり前ともいえる。(調整前の感度を思い出すとR356と同じくらいだと思う)

FM放送帯の感度もT355が上回る以外はR356/R351/RN933ともに大きな差は感じられない。
しかし、例のイメージ混信が出る89.4MHzに関してR356ではノイズの中に僅かに音声らしきものが聞こえるが内容まで判別できないレベルで改善していた。
同じ場所でR351/RN933はクリアな音声でFM補完放送のTBS(90.5MHz)/文化放送(91.6MHz)の音声が同時に聞こえてくる。(元々ガードバンド領域だったことからR351/RN933ともに想定外の使用法とも言えるので仕方ない)

尚、音質については最も低音が強調されるR351ではノイズの中でも東海ラジオのパーソナリティの声が聴きとりやすくなっていた。
R356はどちらかと言えばR354やRN933に似た、僅かに低音と高音が強調された音なのでイヤホンをHiFiタイプに変更すると聞き取りやすくなる。
最もあっさりとしたフラット的な音に近いT355は聞き取りにくいかと思えばノイズそのものが少なく、音もクリアと思えるので聞き取りにくいとは思わなかった。(これもイヤホンを低音が強調されるJVCのイヤホンで聞くと非常に聞き取りやすくなる)
まぁ人によって得意な可聴域が異なるし、相性もあると思うので音質に関しては決めつけられないだろう。(好みの問題)

通勤中にSRF-R356を使ってInterFMにイメージ混信の音がカブる場所を歩いてみたが、電波が弱くなった時のように一瞬だけ「ザザッ」とノイズが聞こえた以外は安定してInterFMを聴くことができた。
単に高感度というだけではなく、混信やノイズに対する対策が十分重ねられた製品だとも言える。

上部に7個あるダイレクトボタンはエリアコールでプリセットされた放送局が登録されているが、エリアを「東京」にした場合、以下の放送局がプリセット登録された。

1:NHK-FM (82.5MHz)
2:東京FM (80.0MHz)
3:J-Wave (81.3MHz)
4:InterFM (89.7MHz)
5:TBSラジオ (90.5MHz)
6:文化放送 (91.6MHz)
7:ニッポン放送 (93.0MHz)

エリア設定を「神奈川」にすると4番のInterFMがFM横浜(84.7MHz)に変わり、「千葉」にすると2番にBayFM(78.0MHz)がプリセットされ、3番に東京FM、4番にJ-Waveがセットされ、5/6/7番はTBS/文化/ニッポン放送となる。
ダイレクトボタンへ手動で登録する機能もあるが、T355と同じくエリア設定を変更すると消えてしまい、エリア毎の初期のプリセットに戻されてしまう。

ちなみに、エリアを「東京」にした場合にダイレクトボタンに登録されないFM横浜やFM富士などは選局方法を「放送局名で選局」にしておけばジョグレバーを上下することでプリセットの元の情報から選択できる。
放送大学(77.1MHz) ⇔ BayFM(78.0MHz) ⇔ FM-FUJI(78.6MHz) ⇔ Nack5(79.5MHz) ⇔ 東京FM(80.0MHz) ⇔ ……という感じだ。
ダイレクトボタンが7個しかないので都道府県単位で選んでいるだけなのだろう。

ちなみにこの選局方法はAMとFMで個別に設定できるので、FM放送帯は「放送局名で選局」にして、AM放送帯は「周波数で選局」と別にできる。

ノイズカット機能は高音のみを適度に軽減してくれ、ICF-R350系のように中音まで巻き込んでしまうことはない。
音楽が耳障りに感じた時はノイズカットをONにするとFM放送波なのにAM放送波のような音になるので非常に聴き易くなる。
それだけにノイズカット設定がワンアクションでON/OFFできないのは惜しい。

あとスピーカーはこのサイズであることから既存のRN933やR351/R354と全く同じ音に聞こえるので「一応ついてますよ」的に思うと精神衛生上いい。
このあたりは電池2本使ってボディに厚みがあるT355が一歩秀でている。(それでも他のラジオと比べると粗末な音だが)

幸い?にも付属のケースはICF-R354などのようなサイドが透明なビニール地ではなく(相変わらずオヤヂ臭い)黒の合皮ケースだった。
こうして使ってみるとUIとボタン配置が一新されたので使いにくい面も出てはいるが、製品としては確実に前に進んでいるので嬉しく思う。
アナログなラジオは既に日本の会社は作らず、中国企業の製品をOEMで供給されたものに自社の名前を入れているだけになりつつあるが、ソニーの名刺サイズ(ポケットサイズ)ラジオは製造こそ中国になっているがソニー自身の思想がしっかり反映されている数少ない製品だろう。(ソニーが設計したとは思ってないが)

今後の改善があるならオートスキャンとボタン長押しのショートカット機能(特にノイズカットのON/OFF)は搭載して欲しい…。
今はT355とR356のケースを開けて基板を見たい衝動を抑えることに徹するのみ…(あぁ中を見たい:笑)
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