blog バイクにのる人
ICF-B88の内蔵電池交換
手回し充電ラジオ SONY ICF-B88を入手した。
但し、充電できない・乾電池で動かない不動品。
使うつもりはなく、単純にバラバラにして内蔵電池の取り出しの手順を確認したい目的のみで入手した。
手回し充電に加えてソーラーパネルでの充電も可能な製品だ。(ただしFMラジオは90MHzまでしか受信できないワイドFM非対応機)
実は既に同じ世代のソーラーパネル無しのICF-B08を持っているが、内蔵の電池を完全に放電させ切ってしまったことがあり自前で交換できないかチャレンジしたことがある。
その時にケースを割るまでは行ったのだが、肝心の内蔵電池は黒い樹脂パーツでしっかり抑え込まれており、樹脂パーツを外すには基板からすべて外さないとダメっぽいということで断念した経緯がある。
ICF-B88も同じ構造なのでケースを割っただけでは内蔵電池を取り出すことはできない。(なんでこんな面倒な設計にしたのだろう?)

気兼ねなくネジを外せるので作業はサクサクと進むが、やはり内蔵電池を取り出すにはここまで分解しないとダメだった。(ほぼ全バラ状態)
しかも基板をつなぐ配線にフラットケーブルが採用されていたりして、内蔵電池の交換と言えどもソニーにしてみれば工賃がかかってしまうのも頷ける。
(ここで更にもう一度…なんでこんな面倒な設計にしたのだろう?)
ただ、ネジの本数は思ったほど多くなく、構造さえ理解してしまえば分解・組付けに5分かからないで出来るシンプルな構成だった。

内蔵されていた電池は1.2v-900mA/hの単四型ニッケル水素電池(リード線タイプ)が2本結合したもの。
余計な基板も無く、電池のリード線端子へコードがハンダ付けされているだけだった。
たまたま使い潰してもいい単四ニッケル水素電池が2本(台湾GP社製1.2v-900mA/h)あったので通常の端子だがゴニョゴニョして交換用の電池に仕上げる。
満充電させる状況がほぼ無いに等しいICF-B08/09であれば900mA/hではなくて耐久性に優れると思われる500mA/hなどの低容量タイプに交換するのが良いのだろう。(今回は手元にあった電池なのでオリジナルと同じ900mA/h表記の電池)

元の手順を辿って交換品の内蔵電池を組み込み終えた。
ここでもう一つのチャレンジ項目、FM放送の受信周波数の拡大を行う。
コイル・トリマをゴニョゴニョして加減は76MHzのまま上限を93MHzまで拡大させた。
これで東京圏のFM補完放送の3局(TBSラジオ/文化放送/ニッポン放送)をFM放送帯で受信できる。
更にAM放送の受信もノイズが多めになるが高感度の設定にしておいた。
災害時なら家電系は沈黙しているのでノイズも多くは無かろう…という勝手な設定だ。

しかし、ここで単三電池ボックスに入れた電池でも動作することとなった。
内蔵電池⇔単三電池の切り替えを行うスイッチ部のハンダが割れており、単三電池端子の足が浮いていたのでハンダを盛り直すとあっさり通電、これはこれでラッキー。
が、直後にアンラッキー発覚。
スマホ・携帯充電を内蔵電池および単三電池で行えるはずが、どちらも充電開始から1秒せずに充電をやめてしまう。
どうやら充電監視部分がおかしいらしいのでスッパリ諦めることにした。

これでICF-B08(オレンジ)の内蔵電池が使えなくなっても自力で交換できる情報が蓄積できた。
更にFM補完放送の受信も(かなり乱暴だが)できるようになったのでICF-B09を買う必要もない。
もっとも、このラジオは感度としては高い部類ではない。
FM放送帯も感度を少しだけ高めたが、同時にイメージ混信(お化け)も小さいながらもバンド幅のアチコチに出始めている。
省電力化とコストを天秤にかけた結果なりの性能なので上を見てはいけないようだ。
周波数拡張を行ったICF-B88は不格好だがマスキングテープを張って周波数をマジックで書きこんだもので代用、いずれはシール台紙に印刷したものに貼り換えたいな…。

過去にICF-B08を完全放電させてしまっているが、最低でも1年に1回、できれば半年に1回はハンドルを1分から2分程度回して内蔵電池の活性化を(僅かな活性だが)行うことで電池の劣化を食い止めることができたようだ。
今は避難用カバンの中で不意にスイッチがONになってしまわないよう電源選択スイッチを単三乾電池側にし、単三電池ボックスに入っている充電済みのエネループが放電しないよう端子の間に紙を挟んで絶縁している。
ICF-B08/88/09/99は単三電池ボックスからUSB端子経由でスマホ・携帯電話を充電できるが、待機中もUSB端子を常に監視してケーブルが差し込まれると自動的に充電が開始されるようになっている。
この監視で僅かだが電力が消費されていくので長期わたる保管を行うと肝心の電池が空になってしまう。(アルカリ電池では最悪液漏れを起こす)
また、内蔵ニッケル水素電池から充電可能なICF-B88/99では内蔵電池も空っぽにするこができてしまうので、保管時は基本的に「単三乾電池」側に電源切り替えスイッチを設定し、単三電池ボックスには電池を入れないか電極と端子の間に紙(できれば薄いプラスチックが良いようだ)を挟んで絶縁するのが必須とも言える。(ソニーはなんでこれを取説に書かないのだろうか…)

図らずも一部の機能が死んでいるとは言え2台のソニー製手回しラジオが手元に置かれることになった。
ちなみに、単四電池を交換する前に一時的に単三電池ボックスへ内蔵電池の配線を繋ぎ変えて各機能が活きているのか確認をしていた。
その時に手回し充電の機能が活きているか電池端子の電圧で計測したが、手回し充電時に光るオレンジ色のLEDが点灯し始める速度で約3Vだった。
取説には1秒間に2回程度の回転数と書かれているが、これよりも早く回転させると5V以上の電圧がかかっていた。
手回し充電のハンドルに力を込めて早く回すのは電池にとってもハンドルにとっても良くないことなので、1秒間に2回~1.5回くらいの回転数を意識するのがよさそうだ。

また、ソーラーパネルの発電は充電されているのか確認するのに放電していたニッケル水素電池(死んではいない)を使って確認した。
ラジオも動作せず、LEDランプも一瞬だけ光ってすぐに消える(電圧が低いのでICF-B88側で電源をカットする)状態なのを確認してから直射日光下で太陽へ垂直になるように角度をつけて1時間ほど充電させてみたところ、FMラジオだけの動作だが3時間近く動き続けた。(実際にはもっと動作したが確認はそこで終了)
猫の額ほどの面積しかないソーラーパネルなので全く期待していなかったが、疲労困憊してハンドルを回すのも面倒という時には有効だろう。
ただし、充電は単三のニッケル水素電池(劣化したエネループ)で行ったので、単四ニッケル水素電池が同じ充電特性なのかはわからない。
自宅の手回しラジオは昔も今もソフトライトのあるICF-B08がメイン、今回入手したICF-B88はガレージで作業時に聞くラジオとして活躍してもらうつもりだ。

このタイプの道具はこうして個人が満足するためだけにアレコレ言ってる状態で終わるのが望ましい。
本当に活用されないことを願うのみだ。
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