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SCR-B2 修理とラジオ周波数の針調整
去年買った某SANYOのタウンU4チックなラジカセ、SANSUI SCR-B2(ドウシシャ)だがメカ系は問題ないのだが左スピーカーから音が出なくなっていたのでメーカー保証が切れる直前にドウシシャへ送ることになった。
戻ってきたのは新品交換されたSCR-B2。
これでも右スピーカーの音量が少し小さめに感じるが元の値段を考えればこんなもんだろう。(所詮は数千円の中国生産品、2万も3万もするラジカセと同じ品質である訳がない)

そして何故か回腹。
理由はFMラジオの周波数同調パネルのマーカーと実際の受信周波数がとんでもなく乖離していたからだ。
80MHzのFM東京を受信しているのに同調パネルのマーカーは78MHz付近を示す。
更にAM放送のAFN(810KHz)も700KHz付近にマーカーがあったりするので「これはイカン」ということで調整できるものなのか調べる意味も兼ねてケースを割った。

まず目に入るのは非常に短いフェライトバーのアンテナ。
太いから容量はそこそこあるのだろうが決定的に長さが…10cmは欲しかったが現在のデジタル家電に囲まれてPLCが普及したノイズまみれの状況を考えれば安物ラジオ基板では最適解なのかもしれない。
そしてポリバリコンを探すがポリバリもポリバリが裏側にあるようなパターンも確認できない、これはVC同調ではなくワンチップIC構成のラジオ基板なのだろうか。

ラジオ基板をめくったのがコレ。
やはりICのみで構成される今風の回路だった。
チューニングのツマミが装着される軸は100KΩ B-Typeの半固定抵抗、VC式ならトリマ調整で上限周波数の95MHz化を考えていたが無理そうだ。(半固定抵抗の値を変えるとAM放送まで上限が制限されてしまう)
また、この基板1枚でアンプ回路も構成されていた。
もちろんアンプ部にもトリマは半固定抵抗などの調整モノは何一つなく、左右の音の差はスピーカそのもののバラつきも考えられるので放置することにした。(力技で音の出が強い左スピーカーの配線に抵抗を割って入れ、インピーダンス丸無視して減衰させるのが手軽)

SCR-B2は同調パネルのマーカーをプーリーと糸で繋いでおらずベルト式だった。(最近はこんなのばっかり、バックラッシュが少ないから便利だけど感触がイマイチ)
取り合えずの調整としてFM放送帯の76MHzから95MHzの中間周波数である85MHz付近にマーカーと受信周波数が合うようにベルトと半固定抵抗を調節して調整終わり。
マーカーは下側の80MHzは1MHzほど上を示し、上側の93MHzも1から2MHzほど上を示すがハードウェア的にはこれ以上手を出せない。
そもそも70年代・80年代のラジカセも上限90MHzスケールとは言え必ずドンピシャとはいかなかったので許容範囲とも言える(コンポーネント向けの高級チューナーはドンピシャだったがお金の掛け方が違うので別のお話)

組み上げて79.5MHzのNack5から93MHzのニッポン放送までを確認のために受信するが、気にしていなかったAM放送帯もAFNがほぼ800KHz付近でマーカーを示したので結果的にこれで良かったようだ。
そもそも同調パネルの印刷が謎の仕切り線に馴染まぬ感覚でFM放送帯の周波数が印刷されているのが適当すぎるのが原因だと思う。
デザインの元となったタウンU4の時代はVC式の回路構成だった可能性が高く、出荷前にある程度の調整が出来たのだろうがSCR-B2はワンチップIC式になってしまい調整すら出来ない。
しかも上限周波数が108MHzなので東京で多用する78MHzから90MHzのスケールは同調パネルの半分…少しのズレでも影響は大きい。
せめて上限周波数が95MHzの回路だったら…と思うがあちらさんは87MHzから108MHzがメインの周波数である中国製品にそれを求めるのは無理だろう。
気持ちよく使おうとするなら見た目は悪いが実受信周波数に補正したスケールのシールを上に貼るしか手軽な方法は無いが、気軽に使う品にアレコレ神経を尖らせるのもアレなので「このまま」使おうと思う。
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